普天間移設：Ｖ字形滑走路がベスト　米海兵隊トップ明言

　【ワシントン古本陽荘】米海兵隊トップのコンウェイ総司令官は２４日、国防総省で記者会見し、米軍普天間飛行場（沖縄県宜野湾市）の移設問題に関し、「Ｖ字形滑走路は航空機の安全を考慮して（日米が）合意した代替施設だ。今でもベストな案だと確信する」と明言した。

　日米両政府は月内に代替施設の工法などを報告書にまとめるが、１１月に知事選を控えた沖縄県に配慮して案の絞り込みを先送りし、滑走路が２本のＶ字形と１本の案を併記する方向。コンウェイ氏の発言は、代替施設を実際に運用する海兵隊としては、Ｖ字形が最善とする従来の立場に変更がないことを明確にしたものだ。