“会計帳簿写し 承知せず”

10月22日 13時31分

民主党の岡田幹事長は、東京都内で鳩山前総理大臣と会談し、鳩山氏の政治資金をめぐる事件で「会計帳簿の写しが実際には保管されていた」と一部で報じられたことについて事情を聞きましたが、鳩山氏は「承知していない」と述べました。

鳩山前総理大臣の政治資金をめぐる事件で、野党側は「鳩山氏が『東京地検に提出しており、手元にない』としていた会計帳簿の写しが実際には保管されていた」と一部で報じられたことを受けて、事実関係を調査するよう民主党に申し入れました。これを受けて岡田幹事長は２２日、東京都内で鳩山氏と会談し、事情を聞きましたが、鳩山氏は「承知していないし、事務所としても関知していない」と述べました。また、会談では、岡田氏が強制的に起訴されることになった小沢元代表への対応をめぐって「国会運営がたいへんだ」と述べ、懸念を示したのに対し、鳩山氏は「ねじれ国会」に対応するためには、参議院で法案が否決されても衆議院で再可決できる勢力を確保することが重要だという考えを伝えました。