野球:林昌勇が米国を訪問したワケ

大リーグ移籍を視野に?

 ヤクルトの林昌勇(イム・チャンヨン)投手が21日、大リーグの試合を観戦するため、代理人のパク・ユヒョン氏と1週間ほどの予定で米国に向かった。林昌勇は今季でヤクルトとの契約が満了する。したがって今回の米国訪問は、大リーグ移籍を視野に入れたものとの見方が強い。

 代理人のパク氏は「(大リーグ移籍の)可能性がなければ米国に行く必要はないだろう」と、今回の米国行きが単なる休暇ではないことを認めた。ただし、「球団関係者との公式の交渉はまったくない」としている。

 林昌勇は2008年にヤクルトに移籍。クローザーとして3年間で96セーブ、防御率2.14をマークする活躍を見せた。このため日本はもちろん、大リーグのスカウトの対象に浮上した。

 8月にはカブス、メッツ、ジャイアンツなど大リーグ6球団のスカウトが林昌勇を視察するため、神宮球場に訪れている。しかし代理人のパク氏によると、林昌勇はヤクルト残留を最優先する考えだという。パク氏は「ヤクルトは史上最高額を提示した。メディアで報じられた3年10億円は保障額であり、それ以上の条件がある。また義理もある。大リーグ移籍は第2順位、日本の他球団への移籍が最後の選択となるだろう」と語った。

高錫泰(コ・ソクテ)記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
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