記事入力 : 2010/10/22 09:40:43
野球:昌原市が9番目の球団創設に名乗り
慶尚南道昌原市が9番目の球団創設に名乗りを上げた。韓国野球委員会(KBO)の兪栄九(ユ・ヨング)総裁は26日、ソウル市江南区の野球会館で、朴完洙(パク・ワンス)昌原市長と9番目の球団創設に関する業務協約書(MOU)を締結する。
KBOは2012年のプロ野球発足30周年を前に、10球団2リーグ制の青写真を描いており、新生球団創設の最適地として昌原市を選び、水面下の作業を進めてきた。
協約書には、「昌原市とKBOはプロ野球新球団誘致のため相互協力し、昌原市は球団誘致後に現在の馬山球場の施設を整備し、馬山球場とは別に、プロ野球の試合が可能な新球場の建設を進める」との内容が盛り込まれる予定だ。
昌原市は、年間200億ウォン(約14億4000万円)前後の球団運営費を、大企業の参加、市民株主、地元企業のスポンサー募集などで調達する考えだ。このうち最優先に進められている対策が大企業の参加で、現在昌原市で工場を運営しているH社との交渉を進めている。
昌原市の関係者は、「まだ特定企業の参加が確定していない。今回のMOU締結は、昌原市のプロ球団創設意思を示すもの」と説明した。
これと関連して、昌原市の財源確保が実現できなかった場合、慶尚南道が前面に乗り出す可能性が出ている。慶尚南道の関係者は、「ひとまず昌原市の創設作業を見守り、その後に支援するか否かを決めたい」と述べた。
一方、これまで馬山球場を第2のホーム球場として使用してきたロッテは21日、「KBOがロッテに何の相談もなく、MOUを締結することについて、遺憾の意を表明する」とし、反対の意向を示した。
高錫泰(コ・ソクテ)記者
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
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