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【社会】

京都地裁、強姦事件で少年に無罪 「故意認められぬ」

2010年10月20日 19時36分

 京都府向日市で2008年、高校3年だった少女に睡眠薬を飲ませ強姦したとして、集団準強姦の罪に問われた同市の無職の少年(19)に京都地裁(宮崎英一裁判長)は20日、「睡眠薬と認識しておらず、少女を抵抗不能にする故意があったと認められない」として無罪判決を言い渡した。

 共謀したとして起訴されたアルバイトの少年(19)については、睡眠薬の認識があったとして準強姦未遂罪を適用し懲役3年、保護観察付きの執行猶予5年を言い渡した。求刑は2人とも懲役4〜7年以下の不定期刑。

 宮崎裁判長は「抵抗したくてもできなかった」とする公判での少女の証言についても「携帯メールで助けを求める機会があり、(証言には)不自然な点がないとはいえない」とした。

 京都地検の杉山治樹次席検事は「予想外の判決。内容を精査して上級庁と協議し対応したい」とコメントした。

(共同)
 

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