欧州火山灰、影響長引く 8割超が欠航、EUが緊急会議へ閉鎖されたイタリア北部ミラノのマルペンサ国際空港に駐機する日航機(奥)=17日夜(共同) 【ロンドン共同】アイスランドの火山噴火による火山灰の影響で、欧州の空の便の混乱は18日も続き、欧州の航空交通管制の調整機関「ユーロコントロール」(本部ブリュッセル)によると、同日運航予定だった約2万5千便の84%が欠航の見通しとなった。「第2次大戦後最悪」(欧州メディア)の空の混乱を受け、欧州連合(EU)各国の運輸相は19日、緊急テレビ会議を開催し、対応を協議する。 英国は18日、空港閉鎖を19日午前7時(日本時間同日午後3時)まで延長した。ブリティッシュ・エアウェイズ(BA)など英航空各社は英国を発着する19日の便の全面欠航を決定、欧州の空の混乱は19日も続き、長引く見通しとなった。 英仏など各国は運航再開に向け、試験飛行を行った。 火山灰は数日は空中にとどまるとみられる。 空港閉鎖の影響で、政府専用機墜落事故で死去したカチンスキ・ポーランド大統領夫妻の18日の国葬への参列を見送る要人が続出した。 【共同通信】
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