米教育長官、韓国の高い教育水準を称賛

オバマ大統領に続き韓国の教育に言及

 バラク・オバマ米大統領に続き、アーン・ダンカン米教育長官が米国の教育界の改善と奮起を促すため、模範的な例として韓国の教育に言及した。

 ダンカン長官は19日、米外交問題評議会(CFR)主催の行事で、「韓国はわずか一世代ほどの期間に、世界で最も教育水準の高い労働力を輩出するようになり、最も急速に経済成長を遂げた国家のうちの一つだ」と述べた。

 ダンカン長官はまた、「昨年11月に韓国を訪問したオバマ大統領が、李明博(イ・ミョンバク)大統領に『韓国の教育に関する最も大きな挑戦はどんなことか』と尋ねたら、保護者たちによる多数の要求に対応すること、という答えが返ってきた。この話には少しドッキリさせられた」と続けた。

 さらに、「米国とわたしにとって最も大きな挑戦も、学業に関し、保護者たちによる多数の要求に対応することであればいいと思う。子どもたちにとってよりよい教育を求め、米国の保護者も多数、わたしの事務所を訪れてほしい」と述べた。

 ダンカン長官は、「グローバル化とは、米国の学生が韓国などの同世代の若者と競争していくことを意味する」と述べ、米国人の奮起を促した。また、「一世代前までは、米国は大卒者の割合が世界で最も高かった。だが今は、大卒者数が米国を上回る国が、韓国を含め8カ国に上る」と指摘した。ダンカン長官は、「韓国では58%の若者が二年制以上の大学の学位を取得しているが、米国では42%にすぎない」と述べ、韓国の高い教育水準に再び言及した。

ワシントン=李河遠(イ・ハウォン)特派員

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
関連記事
記事リスト

このページのトップに戻る