韓国で最も健康に関心が高い地域は?

 全国16の道、市のうち最も健康に関心が高いのは釜山で、低いのはソウルだということが分かった。

 国会保健福祉委員会の元喜睦(ウォン・ヒモク)議員(ハンナラ党)が4大国民健康検診の受検率を分析したところ、釜山は一般健康検診、乳幼児健康検診、5大がん早期検診の3項目でそれぞれ3位を記録し、生涯転換期健康検診は8位で、総合1位だった。受検率が全般的に高かったということだ。

 一方ソウルは、一般健康検診、生涯転換期の2項目で最下位を記録し、乳幼児健康検診は14位、5大がん早期検診は12位で、総合では最下位だった。仁川(15位)や京畿道(13位)も低かった。首都圏の道、市がそろって下位グループに属したわけだ。

 4大国民健康検診は、韓国国民なら誰もが無料で受けられる検診。元議員は「自治体がどれだけ関心を持ってPRするかによって、受検率に差が出る」と語った。

 しかし、健康への関心度と寿命は比例しなかった。2008年の韓国人の平均寿命は79.75歳。道、市別ではソウルが81.69歳で1位、済州道が81.38歳で2位、大田が80.33歳で3位だった。平均寿命が79歳未満の道、市は、慶尚南道(78.98歳)と釜山(78.81歳)だけで、釜山は最下位だった。

金慶和(キム・ギョンファ)記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
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