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アイフル、中小向け融資の子会社売却検討 住信も出資分

2010年10月22日11時3分

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 消費者金融大手のアイフルが、中小企業向け融資を展開する子会社「ビジネクスト」の売却を検討していることがわかった。東京スター銀行などと交渉している。武富士の破綻(はたん)の影響もあって消費者金融業界は事業環境が悪化しており、アイフルは11月からテレビCMの放映を中止し、店舗も新たに約30店廃止する。

 ビジネクストはアイフルが6割、住友信託銀行が4割出資して2001年に設立。原則、無担保のスピード融資が特徴。住友信託も持ち分を売却する方向で検討している。

 先月、武富士が破綻した影響を受け、顧客から取り過ぎていた「過払い利息」の返還を求める問い合わせが急増。「手持ちの資金に余裕を持たせたい」(アイフル幹部)との狙いがある。テレビCMの中止は年間6億円、無人店舗の廃止は1億8千万円の経費削減効果があるという。

 アイフルは昨年、私的整理の一環である事業再生ADR(裁判外紛争解決手続き)を申し立てて成立。貸し出し抑制や店舗削減を進めている。

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