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2010年10月21日(木) 19:20 |
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マツタケ山の再生目指して
全国各地からマツタケ豊作の話題が飛び込んできますが、収穫量減少に悩んでいる町があります。 かつてマツタケの有数の産地だった高松市塩江町で、山の再生に取り組む動きを取材しました。
高松市塩江町でマツタケ山の再生を続けている梶光男さんです。 梶さんは、松茸の観察を続けて40年です。 梶さんは、地元の小豆島で4年前にマツタケ研究会を立ち上げ、荒れた山の整備を進めてきました。 松くい虫によって枯れた松を伐採し、積もりすぎた腐葉土を取り除くというものです。 その結果、少しずつマツタケが生え始めました。 さらに今年1月からは、山主の依頼を受けて塩江町の山21ヘクタールで整備を進めています。 湿り気を保つため、付近には雨水を貯めるタンクと池を掘り、晴れた日に4000リットルの水を撒いています。 塩江町は、香川県有数のマツタケの産地でした。 しかし、松くい虫の被害などで収穫量は30年前から減少し、現在はピーク時の10分の1にまで落ち込んでいます。 高松市中央卸売市場です。 この仲買業者では、今年、塩江産のマツタケが出ないため、長野県と徳島県のマツタケで対応しています。 危機感を感じた塩江町の山主や市場の関係者ら8人は、梶さんと協力して今年3月、香川県の認可を受け讃岐松茸山再生事業協同組合を立ち上げました。 組合では、今後、市や町など各自治体の持つ山を借りて整備を進める方針です。 時間はかかっても町が再びマツタケの宝庫と呼ばれる日を目指して地道な取り組みが続きます。
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