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57年ぶり木星食/那覇市の下地さんが撮影 2001年8月16日 
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  木星が月に隠れる現象、木星食が16日未明、日本全国で観測され、県内では、天体写真を撮り続けている那覇市の下地隆史さん(17)が撮影に成功した。
  那覇での月の出は16日午前2時30分ごろ。既に木星が隠れた状態で、午前3時44分、月の裏から木星が出現した。下地さんが撮影したのは午前3時55分ごろ、那覇市安里の自宅屋上。月齢26の細い月から少し離れた位置に四大衛星をしたがえて、明るく輝く木星がくっきりと写っている。
  下地さんは「那覇では高度が低い位置での撮影となり、条件は悪かった。月から木星が出現したばかりの写真も撮ったが、雲がかかり、はっきりしなかった。写真では月と木星は離れているように見えるが、肉眼では二つがくっついて非常に目立っていた」と話した。
  木星食が観測可能な夜間に起こったのは1944年3月7日で、今回は57年ぶり。次回は33年後の2034年10月26日となる。
 
 きらめく星に歓声/親子200人が夜空観察/糸満
  【糸満】県と糸満市は15日夜、糸満市の平和祈念公園で全国一斉の「2001年度夏期全国星空継続観察会」(主催・環境省、日本環境協会)を開いた。県内の親子連れら約200人が参加し、夏の夜空の星を観察した。
  同観察会は、全国各地で同時期にどの星が観察できるかを基に大気環境の状態を調べ、環境を守る意識を持ってもらうことが目的で、1988年度から行われている。県内では悪天候で中止が続き、3年ぶりに開かれた。
  沖縄星の会の松本好郎さんと湧川哲雄さんを講師に、参加者らは星座版と見比べ、肉眼で見たり双眼鏡を使ったりして星を見つけては歓声を上げた。設置した望遠鏡には、「天の川」の中にある星の集まりの「球状星団」や火星を見ようと、列ができた。中城村から来た比嘉愛ちゃん(九つ)と秀弥君(八つ)は母親の留美子さんと芝生の上にあおむけになり、星を探した。愛ちゃんは「火星を見たら赤い感じだった。こんなにたくさんの星を見たのは初めて」と話した。
 


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