記事入力 : 2010/10/22 10:00:32
北朝鮮への亡命未遂、医師ら3人を摘発
ソウル中央地検は21日までに、北朝鮮への亡命を試みた医師ら3人を国家保安法違反の疑いで摘発し、逮捕状を請求した。
公安当局によると、3人は今年2月、スウェーデンにいる知人を通じ、中国経由で北朝鮮に亡命しようとしたが失敗。韓国に帰国したところを捜査機関に摘発された。3人は取り調べに対し、「韓国社会が嫌で、北朝鮮に亡命しようとした」と供述しているという。
3人はインターネット上のサイトで知り合い、掲示板に北朝鮮の先軍(軍事優先)政治を称賛し、韓国の現政権を批判する内容の書き込みを多数行っていた。代表格のS容疑者は、韓国で医学部を卒業した医師で、人道主義実践医師協議会で活動した経歴があった。
公安当局は、3人が亡命を試みる過程で、北朝鮮や韓国の親北団体が介入した形跡は発見していないもようだ。
ソウル中央地裁は22日に逮捕状発行に向けた審査を行う。
鄭漢国(チョン・ハングク)記者
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
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