歌手・郷ひろみが５５歳の誕生日となる１８日、東京・日本武道館で全国ツアー「５５（ＧＯＧＯ）！伝説」の最終公演となる５５本目のライブを行った。衣装は５変化、５５個のサインボールを客席に投げるなど“郷（５）づくし”の演出で１万３千人のファンと武道館で盛大な“誕生会”。来年にはデビュー４０周年を迎える郷は「もう１度『死ぬまで愛してる』って人に巡り合えたらね」と新曲の歌詞に絡めて、３度目の結婚にも自らＧＯサインを出した。
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暗くなった武道館に１、２…とカウントアップの声が響く。会場の１万３千人が総立ちとなり、数字が５５を迎えた瞬間、郷の「ＧＯ〜！！」という雄たけびとともに５５歳のバースデーライブはド派手に幕を開けた。
“５づくし”のステージ。３６０度から見てもらえるようにと作ったセンターステージは直径が１０・５５メートル。衣装も５パターン披露し、アンコールでは５５個のサインボールを客席に投げ込んだ。
キレ味鋭いジャケットプレーを連発しながら新曲「愛してる」（２０日発売）など２２曲を熱唱。１３年ぶり２度目の武道館でファンと迎えたバースデーに「ぼくの人生の中で一番最高の誕生日を迎えさせてくれてありがとう」と感謝した。
開演前の取材では、新曲のサビのフレーズにからめて「結婚に２回失敗してるけど、また♪死ぬまで愛してる‐って人に巡り合えたら。還暦までは待てないし、来年が４０周年だから（来年には）ね」と発言。結婚へもＧＯ！！だ。
キラキラの衣装が似合う１９“５５”年生まれ。ジム通いなど徹底した自己管理で、７２年に１６歳でデビューした当時から変わらぬ体重６５キロを維持している。「デビュー当時は踊りも歌もしゃべりもできず、未熟だった。ようやく５５歳という場所にたどり着きました。でも、今日からまた始まっていくんだなって。新たな伝説を、また皆さんと一緒に作っていきたい」。かねて自身のピークを「６０代にもっていきたい」と公言してきた郷が、６０歳へのカウントダウンを刻み始めた。