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大阪地検前特捜部長ら起訴・懲戒免職へ 一貫して否認

2010年10月21日15時2分

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 最高検は21日午後、元主任検事による証拠改ざんを隠したとして逮捕した大阪地検特捜部の前部長・大坪弘道容疑者(57)と元副部長・佐賀元明容疑者(49)を犯人隠避の罪で大阪地裁に起訴する。2人は「元主任検事からは過失と聞いた」と一貫して逮捕容疑を否定している。法務省は同日付で2人を懲戒免職とする方針。

 最高検の調べによると、大坪前部長と佐賀元副部長は、元主任検事・前田恒彦被告(43)=証拠隠滅罪で起訴=が郵便不正事件の証拠品を意図的に改ざんしたことを知りながら今年2月上旬、「過失」とする内容の上申書を前田元検事に作成させ、地検検事正らに報告せずに、刑事罰を免れさせた疑い。

 法務省は監督責任を問う処分も21日に発表する。減給の懲戒処分となるのは、大阪地検の小林敬・検事正と玉井英章・前次席検事(現・大阪高検次席検事)。大阪高検の太田茂・前次席検事(現・京都地検検事正)は戒告で、最高検の伊藤鉄男・次長検事は、内部規則上の処分。大阪地検の三浦正晴・前検事正(現・福岡高検検事長)は、天皇による認証官のため、22日の閣議で懲戒処分が決まる。

 小林検事正と玉井前次席検事は辞職する。三浦前検事正も処分後に辞職する意向だ。

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