「尖閣、菅政権は早く降りすぎ」元米国務副長官
【ワシントン=小川聡】米知日派のリチャード・アーミテージ元米国務副長官は20日午後(日本時間21日未明)、尖閣諸島沖の中国漁船衝突事件を巡る日本の対応について、「法治国家として日本は、法プロセスを最後までやり抜いて、船長を罰するか、釈放したければ釈放するべきだった。菅政権は早く降りすぎで、中国への意思表示としては、よいものではなかった」と批判した。
ワシントン市内で講演後、記者団の質問に答えた。
また、「日本は今回の中国の行動を、何の対応もせずに見過ごすべきではない」と指摘。具体的には防衛費の増額を挙げ、「米国にすべて頼り切りというのは公平ではない」と注文を付けた。
一方、中国がレアアース(希土類)の輸出規制を拡大しているとされる問題については、「調査を待つ必要がある」と前置きをしたうえで、「最悪の振る舞いだ」と非難した。
関連ニュース
- レアアース問題で中国非難=元米高官(時事通信) 10月21日 08:03
関連写真ニュース
中国各地 「尖閣」抗議、反日デモ 一部暴徒化 日系店を襲撃 10月17日(日) 8時00分 (産経新聞) |
過去1時間で最も読まれた政治ニュース
- イクメン知事、橋下知事に「大きなお世話」(読売新聞) 10月21日 21:16
- 橋下知事、首長の育休は「世間知らず」(読売新聞) 10月21日 12:26
- 橋下知事、首長の育休取得に異議 「世間知らなさすぎ」(朝日新聞) 10月21日 12:46
- 広島知事「大きなお世話」 育休に苦言の橋下知事に反論(朝日新聞) 10月21日 19:16
- 中国が尖閣資源の共同開発要求 日本、即刻拒否(共同通信) 10月22日 2:02