阪神のクレイグ・ブラゼル内野手（３０）が２０日、成田空港発の便でアメリカへ帰国した。

　「タイトルを欲しいという思いはある。今年以上のものを残したいし、王さんの記録を抜くことができれば日本新記録だからね」と２０１１年シーズンのターゲットを、王貞治氏（現ソフトバンク会長）が１９６４年に樹立した５５本塁打の更新に定めてみせた。

　今季は１４３試合に出場し、自己最多となる４７本塁打、１１７打点をマーク。バースをほうふつとさせる猛打で、両部門ともリーグ２位にランクインした。帰国後は１１月から下半身中心のトレーニングを再開。昨年と同じトレーナーを雇い、フルシーズンを戦う体をつくり上げる。

　チームとしても、もちろん来季契約を交わす構え。１年契約が有力だが、助っ人砲にかける期待は大きい。

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[ 2010年10月21日付 ]