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「絞首刑にしろ」“同性愛者”100人の写真掲載

ウガンダの首都カンパラで、同性愛者とされる人々の顔写真付きリストが掲載された大衆紙を読む男性
ウガンダの首都カンパラで、同性愛者とされる人々の顔写真付きリストが掲載された大衆紙を読む男性
Photo By AP

 同性愛行為に対し罰則を設けている東アフリカのウガンダで今月、大衆紙が同性愛者だとして男女100人の顔写真付きリストを掲載し「絞首刑にしろ」と呼び掛けた。リストに載った人が襲撃される事件も起き、人権団体が批判を強めている。

 ウガンダからの報道によると、大衆紙「ローリング・ストーン」は今月9日の紙面で、100人の名前や住所、写真を掲載。同紙編集者は「当局が逮捕できるようにするため」と説明した。

 人権活動家らによると、少なくともリストに載った4人が何者かに襲われ、家に投石されるケースもあった。仕事を変えた人や、引っ越しを余儀なくされた人もいるという。

 アフリカの多くの国では同性愛は「白人の文化」などとして反発が根強く、ウガンダでは昨年10月、同性愛行為に対し死刑や終身刑を科す厳罰化法案が議会に提出された。しかし、欧米諸国から「人権侵害」との批判が相次ぎ、法案は棚上げ状態となっている。

 AP通信によると、同紙の発行部数は約2千部。ウガンダ当局はリスト掲載後「必要な許認可を得ていない」との理由で発行停止処分にしたが、掲載に対する処罰ではないため、許可が下り次第、発行を再開できるという。 (共同)

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