猪木対アンドレのパネルを手に大巨人退治をアピールする鈴川真一
「IGF猪木祭」(12月3日、両国国技館)
猪木‐アンドレが21世紀によみがえる。大相撲の元前頭・若麒麟こと鈴川真一(27)が、プロレス2戦目で“大アマゾンの大巨人”モンターニャ・シウバ(33)と激突することが19日、都内で発表された。
9・25JCBホール大会でマーク・コールマンをTKOに葬ってデビュー戦を飾った鈴川に、次なる試練が課せられた。シウバは身長225センチ、体重142キロ。大相撲時代に203センチの琴欧洲や198センチの把瑠都と対戦経験がある鈴川にとっても、未知の領域だ。
もっとも、鈴川は「相性は問題ない。投げられます。破壊力が増したマーダービンタをぶつける」と豪語。また、「そういうところを考えながらやりたい」と、総帥・アントニオ猪木が故アンドレ・ザ・ジャイアントと対戦した映像を研究する考えを明かした。
会場は慣れ親しんだ両国国技館。鈴川は「うれしい。僕の育ったところで、あの辺りの空気が自分に一番合っている」と、09年初場所以来、1年11カ月ぶりの帰還に早くもゴキゲンだった。
(2010年10月19日)