Ｊでまた不祥事…横浜の金井が無免許運転

金井について記者の質問に応じる横浜・下条チーム統括本部長 Photo By スポニチ

　１２年ロンドン五輪を目指すＵ―２１日本代表に選ばれていた横浜のＤＦ金井貢史（２０）が無免許運転による道交法違反で、横浜水上警察署の取り調べを受けたことが２１日に明らかになった。

　クラブによると、金井は０９年４月に起こした人身事故などによる違反点数の累計で同８月に免許を失効。今月１８日午後１０時ごろに横浜市内の交通検問で職務質問を受けて無免許が発覚した。金井は１１月に中国で開催されるアジア大会に臨むＵ―２１日本代表を辞退。クラブからは、今季の残りの公式戦出場と全体練習参加の停止、当分の間の自宅謹慎処分を言い渡された。

　１４日に山形の職員が児童買春・ポルノ禁止法違反（製造）の疑いで逮捕され、１９日には大宮が入場者数水増し発表の不正を認めるなど、Ｊリーグは不祥事が続いている。今度は１年以上にわたる無免許運転。横浜の嘉悦朗社長は「悔しくてしようがない。なんてバカなことを」と怒りに声を震わせた。同社長は０９年４月の人身事故の際にクラブも適切に対処しなかったとして、自らを含めた幹部３人を３カ月の１０％減俸処分とした。

　金井はクラブを通じて「社会人として、してはならないことを犯した。自覚の甘さを痛感している。二度と同じ過ちは繰り返しません」とコメント。Ｊリーグは裁定委員会を開いて処分を下すことになるが、厳罰は避けられない状況だ。

[ 2010年10月22日 ]