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鉄人・北島 6戦“完泳”「けっこうボロボロ…」

50メートル平泳ぎ決勝で2位だった北島
50メートル平泳ぎ決勝で2位だった北島
Photo By スポニチ

 日本初開催の競泳W杯東京大会第1日は20日、東京辰巳国際水泳場の短水路(25メートルプール)で行われ、北島康介(28=日本コカ・コーラ)が1日6レースに出場する鉄人ぶりを発揮した。エントリーした3種目すべての予選と決勝に出場し、50メートル平泳ぎでは26秒95で日本人トップの2位、200メートル平泳ぎでは2分6秒00で4位、100メートル個人メドレーでは58秒60で8位だった。8月のパンパシフィック選手権平泳ぎ2冠で完全復活した日本のエースはパワーアップして、11月の広州アジア大会に挑む。

 無謀とも思える挑戦を何とか乗り切った。北島はこの日最終レースの専門外の100メートル個人メドレー決勝を終え、プールから上がると、ひざに手をついて動けなくなった。競技人生初の1日6レース。最後は1人大きく遅れて最下位に終わり「公開練習しちゃいました」と苦笑したが、観客からは拍手が送られた。

 午前の予選を3種目すべて突破すると、一度ホテルに戻り「メシ食って、寝て、ケアしてきます」と休養して夕方の決勝に臨んだ。50メートル平泳ぎでは自己ベストを0秒19更新して2位。1時間15分後の200メートル平泳ぎではラスト50メートルで失速し4位に終わったが、予選から2秒以上縮めた。100メートル個人メドレーはその直後。そのままプールに残って軽くクールダウンし、再びスタート台に立つまで5分しかなかった。

 今大会は目先の成績にとらわれず、体力強化を目的に、2日間で5種目にエントリーした。挑戦の意味を「フェルプスも米国の小さい大会ではたくさんの種目に出ている。出ることでトレーニングになるし、自分の実力も分かる」と説明した。

 きょう21日も2種目に出場する。「ひざも肩も痛いし、けっこうボロボロですけれど、心は折れていない」。28歳の北島は以前よりもたくましくなっている。

Yahoo!ブックマークに登録 [ 2010年10月21日 ]

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