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【大リーグ】新監督は米の星野仙一 マリナーズ再建へウェッジ会見2010年10月21日 紙面から 【シアトル秋野未知】イチローの新指揮官は米国版・星野仙一!? マリナーズのエリク・ウェッジ新監督(42)が19日(日本時間20日)、本拠地のセーフコフィールドで就任記者会見を開いた。ダンディーな口ヒゲを生やし、スーツ姿で会見場に登場した新指揮官。42歳とは思えぬ貫禄(かんろく)を漂わせながら、一気にまくし立てた。 「情熱とやる気が自分のキーワードだ。シアトルは来たかった街。この球場はエネルギーにあふれて以前から特に気に入っていた」。ウェッジ監督は2003年に史上最年少の35歳でインディアンス監督に就任。ア中地区で優勝した07年にはリーグ最優秀監督にも選ばれた。そんな経歴と情熱は、さながら米国版の星野仙一を思わせる。最下位から巻き返しを狙う楽天とマリナーズもまったく同じ立場だ。 その指揮官が投打の軸として指名したのが、イチローとヘルナンデスの2人だ。中でもイチローに関しては「最も安定した打者。私が求めている選手の1人だ」と絶賛。起用法に関しては明言を避けたが、当然のようにイチローを軸としてチームづくりに着手するのは間違いない。 「平均的な家族が大事なお金をためて大リーグ観戦するのは年に1度。楽しみにしていた大事な“その日”が今日であることを忘れずに全力でプレーしろと、選手に言い続けてきた。そういう準備をするのが、プロだと信じている」 ウェッジ監督が負け犬根性が染みつくマ軍を再建できるかどうか−。その手腕に注目が集まる。
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