楽天の新監督候補として注目される阪神・星野仙一オーナー付シニアディレクター(63)が19日、大阪市内で会見し、阪神を退団することを発表した。
星野氏は阪神での9年間で、思い出深いのは「2003年の思い出が一番脳裏にあります」とし、「雨の中の御堂筋での優勝パレード、神戸での熱狂的なパレード。グランド外であれだけ感動したことはない。私の宝だと思っている」と語った。
楽天の監督就任要請については言葉を濁したが「また甲子園に戻って来ます。日本シリーズで」と語った。最後には「本当に長い間お世話になりました。監督を辞めても私の応援会をずっと続けてくれたことに感謝したい。ライトスタンドの応援は凄かった素晴らしかった、本当に私たちを支えてくれたと思います」と改めて阪神ファン、関係者に感謝の気持ちを述べた。
阪神・南信男球団社長の話
「本当にありがとうございましたということ。現在のタイガースがあるのは星野さんのおかげ。特に困った時、迷った時に一番頼りになる存在でした。これから心細いという心境です」