中日スポーツ、東京中日スポーツのニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 中日スポーツ > グランパス > グラニュース一覧 > 10月の記事一覧 > 記事

ここから本文

【グラニュース】


増川ゼロにこだわる

2010年10月21日 紙面から

グラウンドの脇でスパイクのひもを結ぶ増川=愛知県豊田市のトヨタスポーツセンターで

写真

 首位の名古屋グランパスは20日、愛知県豊田市のトヨタスポーツセンターで練習した。DF増川隆洋(30)は「内容は悪くなかった」と17日の新潟戦に敗れたショックはなし。公式戦5試合連続で許しているだけに、23日のアウェー、神戸戦に向けて「先制して主導権を握る展開を目指したい」と“先制被弾”の防止を誓った。

 兵庫県姫路市出身の増川にとって、里帰りとなるアウェー神戸戦。守備の重鎮は「まだ連絡は来てないけれど、両親は多分来ると思います」とほほ笑むと、表情を引き締めて決意を語った。

 「点を取られても逆転できているけれど、ディフェンスとしては毎回『ゼロ』が1つの目標。そこにはこだわりたい。うちが先制して、主導権を握る展開を目指したい」

 9月18日の横浜M戦以来、公式戦5試合連続で先制点を許している。チームは追い付き、逆転する底力を見せているが、理想とする試合運びを見つめ直し、先に点を取られないよう掲げた。

 大敗した新潟戦から、気持ちの切り替えは済ませた。「立ち上がりはうちの方がチャンスもつくれていたし、後半は数的不利もあった。悲観することなく今のサッカーを続けていけばいい」と迷いはない。ミニゲームでは巨体を生かした豪快なスライディングで周囲を沸かせ、練習を盛り上げた。

 グランパスは中村が出場停止だが、神戸もFW大久保とDF河本が出場停止。「向こうにとっては痛いだろうけれど、しっかり戦わないと痛い目に遭う」と引き締める。ちなみに今季はG大阪、C大阪、京都にアウェーですべて勝利しているだけに、残る神戸も打ち破って“関西制圧”といきたいところだ。 (塚田陽一郎)

 

この記事を印刷する


中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日新聞フォトサービス 東京中日スポーツ