宮崎11回TKOで防衛!戎岡に完勝
9回 右を振るい宮崎亮(左)を攻める戎岡淳一=神戸文化ホール(撮影・岡田育磨)
「東洋太平洋Lフライ級タイトルマッチ」(21日、神戸文化ホール)
王者・宮崎亮(井岡)が同級12位・戎岡淳一(明石)を11回2分37秒TKOで下し、今年6月に獲得した王座の初防衛に成功した。スピードで上回る宮崎は序盤から強打を的確に当てて世界挑戦経験のある戎岡を圧倒。8回終了時の公開採点では3人のジャッジが全員80対72を付けるなど一方的に試合を進めた。9回に戎岡の右ストレートで右まぶたをカットするが、ペースは手放さず11回に左フックを当ててぐらつかせたところで戎岡のダメージが深刻だと判断したレフェリーが試合をストップした。
デビュー以来無敗をキープする22歳の王者は「負けたら世界が遠のくのでほっとしています。最終目標の世界チャンピオンになるまで一戦一戦負けずに頑張るだけです」と話した。宮崎は15戦12勝(7KO)3分。敗れた戎岡は37戦21勝(9KO)13敗3分。
この日の全試合の結果は以下の通り。
▽4回戦
山口翔太(真正)○KO1回1分37秒×林駿(ウォズ)
岡崎雄(姫路木下)○TKO2回18秒×佐藤拓(明石)
▽8回戦
堀川謙一(SFマキ)○判定3-0×岩橋裕馬(森岡)
菊地永太(真正)○判定3-0×蔡承錫(韓国)
▽東洋太平洋Lフライ級タイトルマッチ
王者・宮崎亮(井岡)○TKO11回2分37秒×同級12位・戎岡淳一(明石)
(2010年10月21日)
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