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秋雨前線の影響で20日、鹿児島県奄美地方で1時間に130ミリを超える局地的な豪雨が降り、グループホームの入所者ら高齢女性3人が死亡した。避難指示・勧告の対象は奄美市や同県竜郷町などで計約2800人に上り、道路が寸断され集落などの孤立が21日も続いた。奄美市住用町などでは電話約7000回線が不通状態で、県による被害状況の把握が難航した。
最大時で国道など39カ所が通行止めとなっており、県は21日、「2000人以上の住民が集落などで孤立しているとみられる」との見方を示した。今後も強い雨による被害拡大の恐れがあり、県は災害対策本部を設置。伊藤祐一郎知事は「交通や情報インフラの回復が第一の課題だ」と述べた。
陸上自衛隊も災害派遣を決定、隊員約60人をヘリで現地へ送った。第10管区海上保安本部(鹿児島)は巡視船3隻を出し救助活動に当たった。
県や県警によると、20日、奄美市住用町のグループホーム「わだつみ苑」に取り残された入所者9人を救助したが、このうち施設内に流れ込んだ濁流に浮いていた池ヒサさん(90)と、永スエさん(87)が死亡。ほかの7人は21日に医療機関に運ばれたが、命に別条はないという。
竜郷町では20日に住宅の裏山が崩れて家屋が倒壊。宮之原敏子さん(88)が死亡し、男性(61)もがれきに足をはさまれてけがをした。
県によると、各地に避難所が設けられ、住民が避難。地元自治体が人数を集計しているが、電話の不通などで情報収集が進まないという。
鹿児島地方気象台によると、20日午後11時20分までの奄美市名瀬の24時間雨量は648ミリで、1976年9月10日に記録した581ミリを更新し、同観測地点で過去最大となった。県によると、18日夜の降り始めから21日午後5時までの総雨量は奄美市内で962ミリ、竜郷町で867ミリ。
NTT西日本によると、電話の不通はケーブル損傷などが原因。島内のスタッフら約50人が復旧作業に当たっているが、道路の寸断や土砂崩れで現場に近づけない状況という。
(2010年10月21日20時09分 スポーツ報知)
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