◇…スポーツ報知の購読申し込みは、フリーダイヤル 0120-16-4341(イロ ヨミヨイ) まで…◇
◇…過去の記事は、ご使用のプロバイダのデータベース・サービスをご利用ください。…◇
大阪地検特捜部の元主任検事による証拠改ざんを隠ぺいしたとして、最高検は21日、犯人隠避罪で前特捜部長大坪弘道(57)、元副部長佐賀元明(49)両容疑者を大阪地裁に起訴し、隠ぺい事件の捜査を終結した。弁護団によると、2人は起訴内容を否認している。
大林宏検事総長は法務省に呼ばれ、柳田稔法相から信頼回復に向け努力するよう異例の指示を受けて謝罪。さらに事件後初めて記者会見し「前代未聞の事態に至り、国民の皆さまや無罪が確定した厚生労働省の元局長村木厚子さんに深くおわびする」と述べた。引責辞任については否定的な考えを示した。
これに先立ち法務省は大坪前部長、佐賀元副部長を懲戒免職、上司だった小林敬大阪地検検事正(59)、玉井英章前次席検事(59)=現大阪高検次席検事=を減給とするなど処分を発表。小林、玉井両氏は22日、辞職する。処分は21日付。
小林氏の前任の検事正だった三浦正晴福岡高検検事長(62)も閣議を経て減給とされ、辞職する見通し。
最高検は、村木さんが無罪となった厚労省文書偽造事件の捜査の在り方などを含め一連の事件を検証、年内に最終報告書をまとめる方針。当面は検察の組織改革など信頼回復に向けた取り組みが焦点となり、第三者による検証機関が法務省に設置される。
処分はほかに、太田茂前大阪高検次席検事=現京都地検検事正=を戒告、伊藤鉄男次長検事を内規上の訓告。元主任検事の前田恒彦被告(43)=証拠隠滅罪で起訴、懲戒免職=から改ざんを聞いていたのに放置したとして、大阪地検刑事部の国井弘樹検事(35)を減給とした。
起訴状によると、大坪前部長らは2月1日ごろ、前田元検事が証拠のフロッピーディスク(FD)のデータ改ざんを知った国井検事らに口止めした上、翌2日ごろ東京出張中の前田元検事に電話で「過失」と説明するよう指示。
小林検事正らに2~3日ごろ「データ確認作業を、公判担当の同僚検事が書き換えだと騒いでいるが、言いがかりであり問題はない」と虚偽の報告をした、としている。
(2010年10月21日20時09分 スポーツ報知)
国内最大規模の携帯ニュースサイト。スポーツニュース速報のほか、旬の社会、芸能ニュースも満載。月額84円(税込)
巨人軍公式サイト。待ち受け画像や注目の選手情報など、シーズンオフも必見。「NEWS読売・報知」の全コンテンツも利用できて月額210円(税込)!
翌日朝掲載の釣果情報を当日夜に配信。厳選した指定船宿と協力店からの正確な情報や、船宿の自慢料理・仕掛けなど、実用的なメニューもご用意。月額210円(税込)
携帯初の競輪予想情報。グランプリやダービーはもちろん、関東・南関東を中心に各レースを徹底予測。月額210円(税込)