無許可でダンス営業の六本木クラブを摘発

　飲食客にダンスをさせる営業を無許可でしたとして、警視庁生活安全特別捜査隊は２１日までに、風営法違反の疑いで東京都港区六本木のクラブ「９１１Ｂｌａｃｋ」の経営者で、ナイジェリア国籍のオタイベ・ギルバート・イヒマーレ容疑者（４０）を逮捕した。

　また、イヒマーレ容疑者が社長を務める飲食店経営会社「スカイミットインターナショナル」を書類送検した。

　逮捕、送検容疑は９月１４日午前１時ごろ、深夜飲食の届け出しかしていないのに、客にダンスをさせるクラブとして営業した疑い。

　生特隊によると、当時店内には外国人や日本人の客約６０人がいた。クラブとして営業するための東京都の許可が必要だが、午前１時までしか営業できないため、六本木周辺にはほかにも同様の無許可営業をしている店が複数あるという。

　同店は２００６年１０月ごろから現在の店名で営業。同容疑者は「月に約２６００万円の売り上げがあった」と話している。以前から無許可営業の風評があり、警視庁が指導をしていた。（共同）

　［2010年10月21日12時15分］