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千曲川で65年ぶりサケ確認、230キロ遡上

 長野県上田市の千曲川で20日朝、サケが木組みのやなに掛かって死んでいるのが見つかった。日本海から約230キロ遡上(そじょう)したとみられる。地元の漁協によると、現場流域でサケが確認されたのは65年ぶりという。

 サケは体長約59センチ、重さ約1・5キロの雌。上田市下之条の上田大橋から約500メートル下流で20日午前5時20分ごろ、近くの漁師中山泉さん(67)が仕掛けたやなの上に載っていた。腹に卵はなく、産卵した後だった。

 「最初はイワナかと思った」と中山さん。「サケが取れたのは初めて。父親から、昔はここまで遡上してきたと聞いていたが…」と驚いていた。

 10年前から千曲川でサケの稚魚を放流しているNPO法人「長野県水辺環境保全研究会」(長野市)の長田健事務局長は「下流のダムで放流量が増え、魚道の整備が進むなど、サケが遡上しやすい環境が整ってきたのが原因ではないか」と指摘する。

 2008年、流域にあるJR東日本の宮中ダム(新潟県十日町市)で違法取水が発覚し、09年3月に水利権を取り消された。同ダムはその後取水を止め、水門を開けた。長田さんは、これで放流量が増えたとみている。(共同)

 [2010年10月20日23時58分]


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