ブックス新刊紹介
『日王ヒロヒトは卑怯な戦犯だ』
'10年10月9日3時1分
韓国 chosun.com chosun.comブックス
朝鮮日報 李漢洙(イ・ハンス)記者
http://books.chosun.com/site/data/html_dir/2010/10/09/2010100900221.html
※日本語機械訳意訳
ヒロヒト評伝
ハーバート・ビックス著/オ・ヒョンスク翻訳/サムイン/944ページ/3万5000ウォン(約2550円)
『実際は戦争に積極的・・・彼が「無力な君主」に変わったのはマッカーサー司令官の政策のため』
日王ヒロヒト(裕仁・1901〜1989)は、
第2次世界大戦が日本の敗北で終わった後も、1946年の東京戦犯裁判で起訴されなかった。
日本陸軍と海軍が主導した侵略戦争で、
彼は受動的に流されれていった無力な君主だった、というのが理由であった。
これが現在の日本人が持っている一般的な認識でもある。
しかし、米国ハーバード大学の博士で、30年以上に亘り日本史を専攻し、
日本の一橋大学の教授も務めたハーバート・ビックス(72)ニューヨーク州立大学ビンガムトン校教授は、
このような「常識」は完全な虚構だと指摘する。
彼は、満州事変から中・日戦争、
そして太平洋戦争に繋がる日本の侵略戦争の拡大過程において、ヒロヒトは戦争に同意し、
事後裁可を行い、重要な局面で積極的且つ主導的な役割をしたと主張する。
写真
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満州事変当初はヒロヒトの裁可なしで起きた。
1931年9月18日、関東軍は、日本が運営する南満洲鉄道の路線を
わざわざ爆破する自作劇を通じ、満州侵略を本格化した。
事件直後、関東軍司令官の本庄繁は独断で攻撃命令を下し、主要戦略拠点を掌握した。
引き続き関東軍は、
朝鮮駐屯軍を増援部隊として、鴨緑江(アムノッカン)を越えさせて満州に送ってほしい、
と東京にある参謀本部に要請した。
この問題に対し、3日後に東京で内閣会議が開かれている時、
朝鮮駐屯軍司令官の林銑十郎も、やはり独断で部隊に国境を越えることを命令した。