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北島2日で最大10レース 過酷W杯

プールサイドでアップをする北島(撮影・酒井清司)
プールサイドでアップをする北島(撮影・酒井清司)

 競泳の男子平泳ぎで五輪連続2冠の北島康介(28=日本コカ・コーラ)が19日、W杯東京大会(20日開幕)で、2日間最大10レースに挑戦する計画が持ち上がった。会場の辰巳国際水泳場で最終調整が行われ、北島は本業の平泳ぎ3種目に加え、個人メドレーも含めた計5種目でのエントリーを明かした。11月のアジア大会(中国・広州)へ、今大会をトレーニングの一環に設定。成績度外視の北島流調整を進める。

 北島が泳ぎまくる。3週間後に迫ったアジア大会に向け、内容、タイムを重視する選手が多い中、五輪王者はマイペースだった。平泳ぎの50、100、200メートル3種目に加え、個人メドレー100、200メートルも含めて計5種目にエントリー。「体が持つ限り出たい。そこまで体の準備もできてないから途中で音を上げる可能性もある。でも、たくさん出ることによって次につながるレースができればいい」と悠然と答えた。

 日本初開催の今回のW杯は1種目につき予選、決勝の2レースが行われる。すべて勝ち上がれば2日間で最大10レース。今季は2日間で7レースを経験したこともあるが、それを上回るタフネスぶりを求められる。初日は200メートル平泳ぎと100メートル個人メドレーが連続するため現実的には同個人メドレーを欠場する可能性もある。それでも自ら希望してのエントリーだ。

 今季世界最高をマークした8月のパンパシフィック選手権後は休養も挟み「今はあのパフォーマンスはできると思っていない」。18日に留学先の米国から帰国したばかりで時差ぼけもある。スプリント能力が求められる短水路は北島の土俵とは言えない。日本代表の平井ヘッドコーチは「今になってタフになってきた。レースを練習だと思ってやるのだろう」とエースの真意をくみ取った。

 9月22日に28歳の誕生日を迎えた。大会の賞金の使い道を聞かれ「欲しいものがない」と言ったが、28歳の1年間に対しては「昨年同様に自分を磨きたい」とキッパリ。北島は自分を高めるために泳ぐ。【広重竜太郎】

 [2010年10月20日9時20分 紙面から]


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