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それでも進学校・難関大学に行こう

てらケイ

提供:テラの多事寸評

私は以前の記事で「学校教育の利害は個人ではなく社会にあって、ほとんどムダな内容でしかないんだよ」ってことを書きました。

「だったら、無駄な勉強を教えるばかりの学校なんか、別にどこに通おうと同じなんじゃないの?」ということになりそうですが、私は必ずしもそうは思わないです。学校は色々とムダなことも多いけど、それでも良い所(進学校・難関大学)に行ったほうがよいと思います。

理由は簡単です。進学校・難関大学であることと、勉強することや努力することを「恥ずかしいこと」とみなす風潮は、反比例の関係にあるからです。進学校・難関大学であればあるほど「勉強・努力をするのがよい(当たり前)」的環境の傾向が強くなり、底辺校であればあるほど「勉強・努力ダサイ」的環境の傾向が強くなります。就職活動に有利だから進学校や難関大学に通うのも、ひとつの合理的な選択でしょう。ただ「学歴」というシグナリングは、年々弱まっていると言われています。就職における学歴神話が崩れつつある今、それでもなお、よい学校・よい大学に通うのは、「努力を蔑まない環境」(=「努力を賞賛する環境」)を手に入れるため、だと私は考えます。

努力を賞賛し、共に頑張ってくれる人がいる環境と、努力を嘲笑し、そこから引き摺りおろそうとしてくる人がいる環境、どちらに身を投じれば、人は成長できるのでしょうか。当然のことながら、前者だと思います。

どうせ勉強するのなら、どうせ努力をするのなら、いい環境でやりたいと思いませんか。そういう環境が手に入りやすいというだけでも、よい学校・よい大学の価値はあると思います。

進学校・難関大学の合格とは「知的水準が高いことの証明にしかならない」と誰かが言います。けれど、それでいいじゃない。努力をしっかり是認できない人は、なかなか賢くもなれないんだし。知的水準が高いことは、勉強や努力を蔑んだり疎かにしないことをある程度示していると思います。学校の教育内容に色々ムダがあろうとも、勉強や努力が推奨される環境は、本人の将来的な可能性にとって、きっとプラスになる。

勉強以外にも色んな才能を秘めた若い人の可能性を最大化するには「勉強・努力ダサイ」的環境じゃダメだってことですね。だからこそ、たとえ今ほど学歴社会じゃなくなったとしても、進学校や難関大学に行こう。

もちろん、よい学校・大学に行ったところで、そうした環境が絶対に手に入るとは限らないし、手に入ったとしても、その環境のなかで行動するかしないかは本人次第ですけれどね・・・。
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