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首相、衆院補選応援に行かず 党内からも「逃げ菅」批判

2010年10月21日22時18分

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 菅改造内閣として初の国政選挙となる衆院北海道5区補選(24日投開票)の応援演説に、菅直人首相が入ろうとしない。首相が単発の補選の応援に行かないのは低支持率にあえいだ森喜朗元首相以来で、民主党内からは「逃げ菅」との批判も出ている。

 補選は地域問題が争点になることが多く、予算配分を握る与党に有利と言われる。それだけに歴代首相は現地入りし、有権者へのアピールを欠かさなかった。

 今回の補選は、報道各社の情勢調査では民主新顔が自民前職を追う展開。自民党の谷垣禎一総裁は16日に現地入りして演説を繰り返したが、首相はこの日公邸にこもり、識者や政治家と面会していた。

 首相周辺は「首相が無理して矢面に立つ必要はない」と話すが、幹事長経験者は「今の官邸にはどうしても勝ちたいという気持ちが足りない。逃げては駄目だ」とぼやいている。(岩尾真宏)

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