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2010.10.21





10月21日(木)


ありがとう
小さな生き物たち。





午前中 町内会副会長さんが訪ねて来て。
話はアシナガバチの巣のこと。



駆除しないと・・・・・・・
早めの駆除が・・・・・・・
駆除業者に・・・・・・・・・




話を聞きながら
そっと巣を見上げると
みんなじっとしていた。


感情も気持ちもないけれど
危険なオーラを感じ取ることは
あるのかもしれないね。





一生懸命
丁寧に
誠意を持って

これまでの経過を説明。






会長さんと相談の上
もう一度
お話しましょうとのこと。






パタンと閉まる玄関。

窓から眺めると
一斉に せっせせっせと
バケツに汲み置いている
水を運ぶ 働きバチのみんな。


日々コツコツと健気に
命に忠実に生きている。
人間なんかよりも
もっともっとシンプルに
真面目に正確に。





もうすぐ営巣活動を終えるみんな。
初冬には越冬する女王バチ以外は
その短い一生を終える。


きっと あと少しの命の子達が多いんだ。
今 駆除になってしまったら悲しすぎるよ
そう思ったらポロポロと涙が。




わたしにできることをやろう。
会長さんにアシナガバチの生態を
絵や文で書いてお届けしよう。


*
*

*



5月のある日
我が家の玄関灯の上に
小さなハニカムルームを拵えた
1匹の女王バチ

それから今日まで
たくさんの命の営みを
見せてくれました。

その健気さに
励まされたし
勇気づけられたし

何よりもその小さな黄色と黒の昆虫が
人間みたいに子育てをすることを
知ることができました。


もし。
もし。

だめでも。



命と命
すべてのアシナガバチに対する
感謝の気持ちでいっぱいです。

こみあげてくる
本当のありがとうを。






もふもふは UNIQLO ◇