興味深い記事を見かけましたのでこちらでも紹介させて下さい。
中国警察、恐怖の取り調べ 8日間拘束の邦人漫画家が激白
2010.10.19
中国で大規模なデモが発生するなど尖閣諸島をめぐる問題以降、日中関係のこじれは続く。先月には準大手ゼネコンのフジタ社員がビデオで映像を撮影していただけで中国当局に拘束される事件もあった。そんななか、現地の諜報機関に8日間拘束され、日本に強制送還された経験のある日本人男性が、中国人刑事の恐怖の取り調べ体験を打ち明けた。(夕刊フジ)
「『われわれは誰にも知られずにあなたを北朝鮮へ送ることもできる』と取調官に脅されたときには、さすがに恐ろしかった」
こう振り返るのは、『漫画 アブナイ!中国』(宝島社)などの著者で漫画原作者の南郷大氏。南郷氏は中国・延辺朝鮮族自治州にある大学へ社会人留学し、アルバイトで日本語教師などをしていた。事件は1999年11月、唐突に起こる。
「突然、学生寮のロビーに呼び出され、5人の大柄な男にランドクルーザーのような車に押し込まれ、ホテルの一室に入れられた」
男らはフジタ社員を拘束した組織と同じ、国家安全部の職員。南郷氏は「スパイ罪」の疑いをかけられ、すぐに厳しい取り調べが始まった。
「朝は6時ごろに起きて、固い椅子に座らされたまま『だれに命令されたのか』『だれに連絡されたか』といった背後関係を執拗に探ってきた。取調官は入れ代わり立ち代わり同じ質問をしてきて、少しでも答えが違うと『なぜ前に言った内容と矛盾するんだ!』と激怒する。何度も言われたのは『われわれはすべてを知っている。自白すれば必ず罪は軽くなる』だった」
南郷氏は日本大使館に連絡するよう再三、依頼。だが、取調官たちは「われわれは文明人である」「私たちがやっておく」と答えるばかりで、実際には大使館に一切連絡が行かなかったという。
「監視役が夜通しベッドの上でばくちをやるので、眠れない。室内にあるトイレはドアを開けたまま用を足さなければならず、外には出られなかった」
拘束中に学生寮の部屋を徹底的に調べられ、「バイクにナンバープレートを付けていないのはなぜか」など、ありとあらゆる因縁を付けられた。揚げ句、「中国国民の皆様、失礼しました」との作文を書かされ、最後は「4日以内の国外退去。向こう5年は入国禁止」の処分になった。
南郷氏は「取り調べの内容は『絶対しゃべるな』と誓約書にサインさせられた。フジタ社員も同じことを強要されたのではないか。今だから笑って話せるが、日本国内の家族関係まで聞かれたので、当時は本当に怖かった」と語る。 中国に滞在する際は、弁護士や日本大使館員も呼ばずに罪を強要する諜報機関の存在を胸に留めておく必要があるようだ。
中国警察、恐怖の取り調べ 8日間拘束の邦人漫画家が激白
2010.10.19
中国で大規模なデモが発生するなど尖閣諸島をめぐる問題以降、日中関係のこじれは続く。先月には準大手ゼネコンのフジタ社員がビデオで映像を撮影していただけで中国当局に拘束される事件もあった。そんななか、現地の諜報機関に8日間拘束され、日本に強制送還された経験のある日本人男性が、中国人刑事の恐怖の取り調べ体験を打ち明けた。(夕刊フジ)
「『われわれは誰にも知られずにあなたを北朝鮮へ送ることもできる』と取調官に脅されたときには、さすがに恐ろしかった」
こう振り返るのは、『漫画 アブナイ!中国』(宝島社)などの著者で漫画原作者の南郷大氏。南郷氏は中国・延辺朝鮮族自治州にある大学へ社会人留学し、アルバイトで日本語教師などをしていた。事件は1999年11月、唐突に起こる。
「突然、学生寮のロビーに呼び出され、5人の大柄な男にランドクルーザーのような車に押し込まれ、ホテルの一室に入れられた」
男らはフジタ社員を拘束した組織と同じ、国家安全部の職員。南郷氏は「スパイ罪」の疑いをかけられ、すぐに厳しい取り調べが始まった。
「朝は6時ごろに起きて、固い椅子に座らされたまま『だれに命令されたのか』『だれに連絡されたか』といった背後関係を執拗に探ってきた。取調官は入れ代わり立ち代わり同じ質問をしてきて、少しでも答えが違うと『なぜ前に言った内容と矛盾するんだ!』と激怒する。何度も言われたのは『われわれはすべてを知っている。自白すれば必ず罪は軽くなる』だった」
南郷氏は日本大使館に連絡するよう再三、依頼。だが、取調官たちは「われわれは文明人である」「私たちがやっておく」と答えるばかりで、実際には大使館に一切連絡が行かなかったという。
「監視役が夜通しベッドの上でばくちをやるので、眠れない。室内にあるトイレはドアを開けたまま用を足さなければならず、外には出られなかった」
拘束中に学生寮の部屋を徹底的に調べられ、「バイクにナンバープレートを付けていないのはなぜか」など、ありとあらゆる因縁を付けられた。揚げ句、「中国国民の皆様、失礼しました」との作文を書かされ、最後は「4日以内の国外退去。向こう5年は入国禁止」の処分になった。
南郷氏は「取り調べの内容は『絶対しゃべるな』と誓約書にサインさせられた。フジタ社員も同じことを強要されたのではないか。今だから笑って話せるが、日本国内の家族関係まで聞かれたので、当時は本当に怖かった」と語る。 中国に滞在する際は、弁護士や日本大使館員も呼ばずに罪を強要する諜報機関の存在を胸に留めておく必要があるようだ。