すごいタイトルですが、発売中の「週刊ダイヤモンド」の記事より。

会計士増の旗振り役が採用減 新日本監査法人のお粗末経営

この記事にも書かれている「継続企業の前提に疑義の注記が付された企業を中心に契約を大量に破棄していった」ことや、「なりふり構わぬダンピング」は、監査業界ひいては会計士業界に少なからずマイナスの影響を与えていると思います。お粗末そのものです。(【関連記事】

ただ、このタイミングで採用を減らすことは合理的な経営判断だと思いますし、100〜200人採用というのもいたって合理的だと思います。
確かに、「ピーク時に比べて約9割減」とか、「前年比でも約6割減」というのは異常だと思いますし、何の罪もない受験生には酷な話ですが、これは監査法人の経営責任ではなく、公認会計士を2018年までに5万人に増やすといった者の責任だと思います。

さてはて、結びに書かれています「新日本には、最大手として会計士の適正な増員を図る責務」ってものがあるのでしょうか? (お粗末経営はあったとしても)新日本がそんな増員を図る責務なんて無いと思いますし、こんな状況で増員してどうするの? って思いますけど。


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