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◆関西秋季大会大阪北支部予選 ▽小学生の部・決勝 大阪都島ボーイズ2―4大阪北ボーイズ(16日・全淀川グラウンド)「やってくれました!」大阪北ボーイズの中火監督代行は優勝の瞬間、天に向かって叫んだ。5月に亡くなった和田得仁総監督の弔い合戦と位置づけて臨んだ予選。秋季大会の出場は決めたものの、なんとしても天国に届けたかったのは優勝の二文字。「子供たちの頑張りで念願がかなった」と2000年の春季大会支部予選以来遠ざかっていた優勝を10年ぶりに飾り、指揮官をはじめ、関係者は感激に浸っていた。
決勝の相手は8月の北大阪大会の決勝で2―9とコールド負けを喫し、夢を阻まれた大阪都島ボーイズ。2回に「三振してもいいから思い切って振れ」とコーチからアドバイスされた吉村が三塁打で先制点をたたき出した。
しかし、すぐさま1点を取り返され同点で迎えた5回、突破口を開いたのは代打の白木。準決勝で本塁打、三塁打を放ち2打点を挙げていたが、試合後に腹痛を起こしたため先発を外れていた。「チームのために打ちたかった」と初球を左前安打。これが相手投手に動揺を与えたのか、2四球で満塁に。この好機に津川が中前適時打で勝ち越し。その後も四球などで、この回3点をもぎ取った。
先発の長谷川は初回2安打されたが、けん制でピンチを切り抜けると「勝つ自信がありました」と6回を2失点完投。「継投を考えていたが、百点満点の投球をしてくれた」と中火監督代行は、勝因のいの一番に長谷川の好投を挙げた。同代行は「厳しい練習が大阪都島へのリベンジに結びついた。これは大きい。北支部の1位で出場するのだから、初戦で負けないように楽しくやってくれたらいい」と続けたが、高原主将は「チームはまとまっており、優勝できます」と威勢がよかった。
(2010年10月20日13時12分 スポーツ報知)