【北京=峯村健司】中国青海省黄南チベット族自治州同仁県で19日朝、六つのチベット族学校の高校生ら5千〜9千人が、中国語による教育の強制に反発して、抗議デモをした。チベット独立を支援する国際団体「自由チベット・キャンペーン」(本部・ロンドン)が20日明らかにした。
地元当局は最近、チベット語と英語の授業を除く、すべての教科を中国語で教えるように変更した。高校生らは地元政府庁舎前で、「民族や文化の平等を要求する」などと叫んだという。同自治州では2008年のチベット騒乱の際も大規模なデモが起きている。