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住生活会長、人事は「我々の責任で」

 横浜ベイスターズの買収交渉を進めている住生活グループ(リクシル)の潮田洋一郎会長(56)が19日、都内で取材に応じ、これまで「白紙」としてきた来季の人事について「我々の責任でやらなければならないと思う」と言及した。交渉相手のTBSグループには条件面で妥協しない姿勢を示した。その上で11月1日に予定されている決算発表と決算説明会に、買収合意の正式表明を目指す考えを改めて示した。

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 これまで「白紙」としてきた来季の人事に、潮田会長は「われわれの責任でやらなければいけない」と初めて踏み込んだ発言を行った。

 尾花監督の評価こそ「オーナー会議で(球団保有を)確約されてから」と言及を避けたが、「敗因がどこにあるか整理して、いろいろな人の意見も聞いてみないと分からない。実行プロジェクトが考えている」と積極的だった。

 現在は球団の資産を査定中。今後の交渉見通しには「我々はこれまで仕入れた情報をもとに、こういう条件でお願いできないか、という話し合いをさせていただく。それをTBSさんがのめなければ、(買収が)なくなるということはあります」と、条件面で妥協しない姿勢を示した。

 来季の尾花監督をはじめとする現体制の維持、本拠地・横浜、球団名「横浜リクシルベイスターズ」の既定路線は不変。それでも、今後は住生活グループが主体的に、チームの指針を示す覚悟が伺えた。11月1日に予定されている決算発表と決算説明会に向け、潮田会長は「(買収を)やる場合は1日に(発表する)。それ以前はない」との見通しを示した。

(2010年10月19日)

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