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桧山、燃え尽きる野球をした

 「阪神・星野SD退団会見」(19日、大阪市)

 阪神・桧山進次郎外野手(41)が19日、星野SDとの思い出を語った。星野政権が発足した02年は選手会長を務めており、キャンプ前日のミーティング前には個人的に呼び出されて面談。「『頼んだぞ。お前がチームを引っ張れ』と言われて身が引き締まる思いがした」と当時を振り返る。

 就任1年目は4位で終了。シーズン中、負けが込んだときなどは「こんなんでええんか。ヒー(桧山の愛称)」とゲキを飛ばされたという。今後は阪神を離れることになるが「ほかのチームのユニホームを着た星野さんを見たら、なおさら身が引き締まるやろな」と“対戦”をある意味で楽しみにしている。

 「厳しい中にも思いやりのある人。熱い思いに引っ張られた。一日、一日、燃え尽きる熱い野球をした」。恩師の新たな挑戦は、桧山にとって間違いなく刺激になっている。

(2010年10月19日)

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