現在位置:
  1. asahi.com
  2. ニュース
  3. ビジネス・経済
  4. 産業・経済
  5. 記事

「テクニクス」消滅の危機 パナソニック、製品生産中止

2010年10月21日7時48分

印刷印刷用画面を開く

Check

このエントリをはてなブックマークに追加 Yahoo!ブックマークに登録 このエントリをdel.icio.usに登録 このエントリをlivedoorクリップに登録 このエントリをBuzzurlに登録

写真:テクニクスのアナログレコードプレーヤー「SL―1200MK6」テクニクスのアナログレコードプレーヤー「SL―1200MK6」

 パナソニックは、高級音響機器ブランド「テクニクス」のアナログレコードプレーヤーの生産を今月に入って中止した。45年の歴史がある「テクニクス」製品の生産はなくなり、後継機開発の予定もない。グループ内には「パナソニック」ブランドへの統一の動きがあるため、愛好家らに長く支持されてきたブランドが消える可能性も出てきた。

 テクニクスブランドのレコードプレーヤー「SL―1200MK6」のほか、DJ用オーディオミキサー、ヘッドホンなども今秋、生産を中止。CDや携帯型デジタルプレーヤーの普及で販売が減り、生産体制の維持や部品調達が難しくなったという。

 テクニクスは、パナソニックの前身、松下電器産業が1965年に高級スピーカーに初めて使ったブランド。「SL―1200」シリーズは72年の発売以来、累計で約350万台を売った。同ブランドの今後について、パナソニックは未定としている。

関連トピックス

PR情報
検索フォーム

おすすめリンク

路線リストラや大幅な人員削減を進める日航。再生はできるのか? 苦闘する姿を追った。

日航の会社更生法適用から間もなく、2機のジャンボ機が、米国西部の空港に着陸した…。

ボストン・グローブ紙に今春、突然訪れた「廃刊」の危機。いかに乗り越えたのか。


朝日新聞購読のご案内
新聞購読のご案内 事業・サービス紹介

ビジネストピックス

クラウド・コンピューティング特集

新たなIT時代を読み解くキーワード「クラウド」を理解するには?