中日・吉見「魂込めて投げる」先陣G斬り闘志全開
力強いフォームで遠投を行う吉見 |
◆ セ・リーグ、クライマックスシリーズ・ファイナルステージきょう開幕 ◆
先陣は「右のエース」に託した!きょう20日から開幕するセ・リーグ、クライマックスシリーズ・ファイナルステージ(ナゴヤドーム)初戦は中日・吉見一起投手(26)が先発マウンドに登ることが濃厚となった。今季巨人戦は5勝1敗。新Gキラーは2度「魂を込めて投げる」と、来る決戦へ向けて静かに闘志を燃やした。
◆ 13年ぶりにシーズンG戦5勝を達成 ◆
淡々と言葉を紡ぐエースが2度、力を込めて同じフレーズを使った。一つの勝敗が大きくモノをいう短期決戦。CSは過去2年間で3試合登板して2勝0敗、防御率1・57。阪神と対戦したおととしの第1ステージ第3戦では8回無失点で第2ステージ進出に貢献した。逆に昨年の第2ステージ・巨人戦ではラミレスに痛恨の同点被弾。黒星はなくとも酸いも甘いもかみ分けた右腕だからこそ言葉に重みがあった。
「魂込めて投げます」
97年の山本昌以来13年ぶりにシーズンG戦5勝を達成。チームとしても本拠地G戦は10勝2敗で9連勝中と数字上は圧倒的有利なデータが揃っている。加えてリーグ王者と3位チーム。それでも「順位は関係ない。(5勝も)運が大きかった。打者やほかの投手のおかげです」と話す。最終調整となったこの日は、同じく“開幕候補”のチェンと同じ行動。帰宅時間も2人で合わせるなど早くも勝負は始まっている。
[ 2010年10月20日付 ]
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