ニュース「お迎え」も頼める自動運転カー、独大学が開発自律走行車「MadeInGermany」は、スマートフォンで呼び出して迎えに来てもらうこともできる。(ロイター)2010年10月15日 14時42分 更新
ドイツの科学者が、電話でお迎えも頼める最新の自動運転技術――自律走行車「MadeInGermany(MIG)」――を発表した。 ベルリン自由大学のコンピュータ科学者ラウル・ロハス氏とそのチームが、この実験的な車を開発した。彼らはこの技術がドライブの未来に革命を起こすと期待している。 MIGにiPadやスマートフォンで電話をかけると、これらの端末に内蔵されたGPSが発信者の位置をMIGに伝える。MIGは最適なルートを探して、迎えに行くまでどのくらいかかるかを発信者に知らせる。 設計者らは、この発明はカーシェアリングをより実用的にするため、環境に優しいとしている。数人が同じ方向に行きたい場合、1台の無人タクシーで全員を拾える。 この技術をうまく活用すれば、ベルリンを走る車の台数を今の5分の1に減らせるかもしれないと彼らは言う。 「ドライバーはiPadのような一般的な携帯マルチメディアデバイスを使って、すべての車載機器にアクセスできる」と広報担当者は語る。「車の操作に、これまでのリモコンの概念を超えた全く新しい可能性を開く」 ドライバーが急に運転したくなったら、iPadで自動運転をオフにして、自分で操作できる。 MIGはセンサー技術を使って、車載コンピュータで道路の3D画像を描き、自転車、歩行者、路面標示、標識を識別できる。 この技術は自律的に信号に反応したり、交通法規に従って道を譲ったり、予期しない出来事が起きたときに停止することも可能だ。 関連記事
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