Firefox 3.6.11 での新機能・変更点
Firefox 3.6.11 では、旧バージョンの Firefox 3.6 に見つかった以下の問題が修正されています。
- いくつかのセキュリティ問題 が修正されました。
- いくつかの安定性に関わる問題が修正されました。
このバージョンで修正されたすべてのバグは Bugzilla で確認できます。前バージョンでの変更点については Firefox 3.6.10 リリースノート をご覧ください。
システム要件
インストールの前に、お使いのコンピュータが システム要件 を満たしているかどうかご確認ください。
ダウンロード
Mozilla では、Firefox 3.6 を Windows、Linux、そして Mac OS X 用に、様々な言語で提供しています。Firefox 3.6 はこちらからダウンロードできます。Mozilla によって提供されていない、他のシステム・言語向けのビルドについては、このページの最後にある「提供されたビルド」の項目をご覧ください。
インストール
Firefox 3.6 をインストールすると、Mac OS X、Linux、Windows では、すでにインストールされている Firefox が 上書きされます ので、ご注意ください。すべてのシステムで、ブックマークや閲覧履歴には一切影響ありませんが、拡張機能やその他のアドオンの一部は更新版が提供されるまで動かない可能性があります。
アンインストール
Firefox 3.6 は、Windows では「スタートメニュー」の「コントロール パネル」から、Mac では「Firefox」アプリケーションを削除することで、Linux では「firefox」フォルダを削除することで、それぞれ削除できます。
デフォルトでは、Firefox 3.6 を削除しても、ブックマーク、閲覧履歴、拡張機能やその他のアドオンは削除されません。これらのデータは、お使いの「プロファイルフォルダ」に保存されており、その場所は [ヘルプ] メニューから [トラブルシューティング情報] を選択することで確認できます。「アプリケーション基本情報」という欄の「プロファイルディレクトリ」の横にあるボタンをクリックすると、お使いのシステムのファイルエクスプローラでプロファイルディレクトリを開くことができます。
プロファイルを残すと、Firefox 3.6 を削除した後にインストールした Firefox は、そのバージョンにかかわらず、このプロファイルフォルダに保存されているブックマーク、履歴、アドオン、その他のデータが引き続き使用されます。
拡張機能とテーマ
Firefox の過去のバージョンにインストールされた拡張機能には互換性がなく、Firefox 3.6 で利用するために更新が必要となるものもあります。何か問題が見つかった場合はその拡張機能の管理者にご連絡ください。
Firefox 3.6 をインストールすると、すべての拡張機能とテーマは、Firefox 3.6 が Firefox 3.6 と互換性があること、あるいは、互換性のある新しいバージョンが利用できることを確認できるまで利用できなくなります。
既知の問題
Firefox 3.6 で確認されている既知の問題を掲載します。これらは今後のバージョンで修正される予定です。
- すべてのシステム
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- FIPS モードが有効になっている状態で特定のファイルがシステムから削除されると、ブラウザが起動時にクラッシュします。(Bug 522041)
- Microsoft Windows
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- 一部の Flash 動画に重なったコンテンツが、動画の再生が開始されても消えないことがあります。(Bug 571313)
- Download.com にある古い Flash 動画の再生に失敗します。この問題は CNET に通知済みです。(Bug 569104)
- 一部のスペックが低いコンピュータでは、特定の Flash 動画を再生したときにマウスの反応が悪くなる場合があります。(Bug 561818)
- Linux/Unix
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- 一部の Linux ディストリビューションでは、システムサウンドを正しく再生できない場合があります。(Bug 536996)
- 一部のサイトでズームアウトすると、灰色や黒の線が表示される場合があります。(Bug 468496)
トラブルシューティング
設計が悪い、あるいは互換性のない拡張機能を使うと、頻繁にクラッシュしたり、ページの読み込みが遅くなるなど、ブラウザに問題を引き起こす可能性があります。ブラウザの一部機能が使えない、ブラウザが起動しない、ウィンドウの表示がおかしい、パフォーマンスが低下した、などの問題に遭遇した場合、拡張機能やテーマが原因となっている可能性があります。そのようなときは、ブラウザをセーフモードで再起動してください。Windows では、スタートメニュー内に作成された「Safe Mode」というショートカットを使うか、
firefox.exe -safe-mode
で起動してください。Linux では./firefox -safe-mode
で起動してください。Mac OS X では、ターミナルを開いて以下のコマンドを実行してください。cd /applications/Firefox.app/Contents/MacOS/
./firefox-bin -safe-modeセーフモードで起動すると、拡張機能はすべて無効化され、デフォルトテーマが使用されます。問題の原因となった拡張機能やテーマを無効化してから、通常通り起動してください。
ユーザプロファイルにインストールした拡張機能 (Web ページからインストールしたものなど) をアンインストールし、コマンドラインオプション -install-global-extension を使ってすべてのユーザプロファイルにインストールしたい場合は、コマンドラインオプションを付けてインストールする前に、一度ブラウザを再起動し、その拡張機能の痕跡が残るプロファイルの拡張機能データソースを一掃する必要があります。そうしないと、拡張機能リスト内のエントリーがおかしくなり、目的の拡張機能をグローバルにインストールできなくなる場合があります。
ブックマーク、ダウンロード、ウィンドウの配置、ツールバー、履歴、その他の設定に関して不可解な問題に遭遇した場合は、バグを報告する前に、新しいプロファイルを作成して問題が再現されるかどうかを確認してください。新しいプロファイルを作成するには、-P コマンドライン引数をつけて Firefox を起動し、[新しいプロファイルの作成] ボタンをクリックしてください。設定ファイル (ブックマーク、保存されているパスワードなど) をひとつひとつ移行し、そのたびに問題が発生するかを確認してください。特定のプロファイルデータのファイルが問題の原因だと分かったら、バグとして報告して、そのファイルを添付してください。
よくある質問
- プロジェクトに協力したいのですが、どのようなことができますか?
Firefox をこれまでになく良いものにするために、フィードバックをできるだけたくさん集められるよう、開発者の皆さんやテストコミュニティからの支援を必要としています。Bugzilla にバグを報告する前に、このリリースノートと バグの登録方法 をよくお読みください。または、こちらの フィードバックフォーム から皆さんの声をお寄せください。【注: 申し訳ありませんが英語でお願いします】
- 拡張機能やテーマ (アドオン) はどこで手に入りますか?
Firefox アドオン のページをご覧ください。
- 誰が Firefox 3.6 を開発しているのですか?
非常に多くの人が関わっています。Firefox 3.6 に貢献している人たちの一覧を見るには、[ヘルプ] メニューの [Mozilla Firefox について] を開いて [クレジット] をご覧ください。
- Firefox 3.6.9 のソースコードはどこにありますか?
Firefox 3.6.9 のソースコードは tarball として ダウンロード できます。最新の開発コードは Mercurial を通じて入手可能です。Firefox 固有のソースは、mozilla-central の browser、toolkit、chrome ディレクトリ以下にあります。詳しくは ビルド方法 に従ってください。
- メールクライアントはどこにあるのですか?
Firefox 3.6 は、お使いのシステムでどのアプリケーションがデフォルトのメールクライアントになっていても、それと併せて使うことができますが、Firefox ブラウザにぴったりな、Mozilla の次世代メールクライアントとして Mozilla Thunderbird をおすすめします。
提供されたビルド
これらは非公式なビルドで、Mozilla のビルドとは設定が異なる場合があります。また、特定のプラットフォーム向けに最適化、テストされている場合もあります。利用可能な提供ビルドは FTP サイト から入手可能です。
関連資料とリンク
以下のリソースには、Firefox 3.6 に関して参考になる情報が載っています。