阿部猛編『中世政治史の研究』(日本史史料研究会、2010年)
A5版 総1112頁
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40名の執筆者による「中世政治史」を主題とする論文集
[目次]
序 阿部猛
白河〜後鳥羽院政期の院近臣に関する一考察 伊藤瑠美
院政期における寺領の形成と在地支配
−東寺領大山荘を素材として− 小野貴士
中世初期における在庁官人層と仏教 苅米一志
安倍晴明説話の形成
−中世王権神話としての晴明・花山院・熊野− 渡邊浩史
公卿昇進を所望した武蔵守について
−鎌倉前期幕府政治史における 北条時房・足利義氏・大江親広− 佐藤雄基
得宗家嫡の仮名をめぐる小考察
−四郎と太郎− 森幸夫
北条時宗・金沢実時期の小侍所
−『吾妻鏡』を素材として− 池田瞳
鎌倉幕府家格秩序における足利氏 前田治幸
「最勝園寺殿供養供奉人交名」にみる「大名」 鈴木由美
王朝貴族としての惟康親王
−鎌倉期における皇族の処遇について− 久保木圭一
鎌倉幕府の秩序形成における拝賀儀礼の活用と廃絶
−鎌倉殿・御家人・御内人と拝賀− 桃崎有一郎
日蓮遺文に見える国主と国王
−佐藤弘夫説への異議− 坂井法曄
鎌倉時代の外交と朝幕関係 関周一
鎌倉幕府施行システムの基礎的研究 亀田俊和
鎮西探題の性格規定をめぐって
−鎮西探題宛関東発給文書検討の視点から− 築地貴久
陸奥国留守職に関する
一考察−鎌倉中期以降を中心に− 渡辺哲也
摂家将軍期における二所詣 関口崇史
明王院五大堂造営に見る北条氏と三浦氏との確執
田井秀
鎌倉後期〜末期の鎌倉陰陽師 −『吾妻鏡』以降の鎌倉陰陽師− 赤澤春彦
「北条貞時十三年忌供養」
における回向仏事経営の一考察 伊藤一美
都市鎌倉における永福寺の歴史的性格 秋山哲雄
鎌倉・南北朝期在地領主の一族結合と「町場」
−越後国小泉荘加納方地頭色部一族を中心に−
清水亮
鎌倉後期の若舎人氏に関する未翻刻史料の紹介と検討
−「常陸国行方郡諸家文書」所収 の中世文書について− 前川辰徳
摂津と京極
−鎌倉・室町両武家政権支配層の相違点− 細川重男
〓(ショウ)王考
−建武期前後の傍流皇族をめぐって− 赤坂恒明
南朝の綸旨について
−後村上天皇綸旨の基礎的考察− 三浦龍昭
中院義定の人名表記について
−『阿蘇文書写』を題材に− 溝川晃司
南朝と畿内武士−摂津国渡辺党を事例に− 生駒孝臣
貞和年間の公武徳政構想とその挫折
−光厳上皇と足利直義の政治的関係から− 田中奈保
「人返法」の誕生 田中大喜
室町期武家の一族分業−沼田小早川氏を中心に−
呉座勇一
室町期駿河・遠江の政治的位置と荘園制
−都鄙間交渉史の視点から− 湯浅治久
室町期における万里小路家
の日記・文書類の保管について 相川浩昭
二階堂政行と摂津政親 木下聡
『職原抄』の伝来について 遠藤珠紀
戦国期将軍の大名間和平調停 山田康弘
細川右馬頭尹賢小考 岡田謙一
戦国期山名氏と寺社に関する一考察 渡邊大門
豊臣大名からみた「取次」
−相良氏と石田三成の関係を素材として− 丸島和洋
中・近世移行期における在地支配と地方寺院の展開
−矢沢綱頼・仙石政勝と 長野県上田市所在瀧水寺・清水寺− 生駒哲郎
あとがき 生駒哲郎
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