バリューなどを経営 無量井ストアー自己破産申請へ (20日)

金沢市を中心に食品スーパーを経営する無量井ストアーは、売り上げの低迷などから自己破産を申請する準備に入りました。負債総額はおよそ14億円にのぼるとみられています。無量井ストアーが経営する金沢市西金沢のエム・バリュー西金沢店には廃業する旨の張り紙が掲示され、利用者からは商品券の扱いなどに不安や憤りの声も聞かれました。信用調査機関の東京商工リサーチによると無量井ストアーは、金沢市や野々市町で食品スーパーの「エム・バリュー」など5店舗を経営、1993年5月期には、66億8300万円を売り上げていました。しかし、他のスーパーとの競争が激しくなり売り上げが減ったことや、石川銀行の破たんに伴う多額の不良債権などで業績が悪化。今年5月期の売り上げはおよそ43億円にまで落ち込んでいました。こうしたことから経営改善は困難と判断し、自己破産申請の手続きに入ったと見られます。負債総額はおよそ14億円とみられています。 (14:44)