彼はグループ会社のゴルフコンペへ、友達には用事があるとフラレてしまい、
今日はヒトリです。
いい天気なのに。
ヒマなので、ギシギシに痛んだ髪の毛を切りに行ってきました。
こんなに短くなったのは１０年ぶりくらい。
スッキリしました。
時間があると、あれこれ考えてしまいます。
昨日彼が、
”もしこの先うまくいかなかったら、ふたりでどっかに逃げようか” と言いました。
あたしは、”うん”とだけ答えました。
そこから会話は続きませんでした。
あたしはほんとに一緒にいれるならどこに行ってもいいって思ってるけど、
彼はそうじゃないだろうと思います。
”あと何回、子供に会えるのかと毎日思ってる” と、以前彼は言っていました。
この先どうなっても、彼が子供たちに会える環境であって欲しいと思いました。
それは、子供たちのためではなくて彼のため。
今週出張続きだった彼と、昨日久しぶりに会いました。
久しぶりといってもたった３日ぶりだけど。
最近、ずっと一緒にいたからたった３日が”久しぶり”って感じがしました。
今日は彼と、近くの公園にお花見がてら散歩に行きました。
サクラはもう葉がつき始めていたけど、
彼とふたりでお弁当を食べながらのんびりしてたら、
「幸せだなー」って言葉がほんとに自然に口に出てきて、
それに彼が、「ほんとだねー」って言って、
眠くなったねって手を繋いで家に帰って昼寝して、
そんなのがすごい幸せでした。
そんな普通の日が、多分普通以上に幸せです。
週半ば、奥さんと話をするために彼は家に帰っていきました。
次の日、彼と一緒にご飯を食べながら話をしました。
先日の強気発言からは一転、
子供のことを考えると踏み切れないのが一番の理由だってことは間違いないけど、
正直もう何年も専業主婦で社会から離れていた自分が、
この先ひとりでやっていけるのかが不安だ と、
あなたは子供のことはこれから先だってずっと大切だろうから、
子供への補償はちゃんとしてくれるだろうけど、自分はどうなるの？ と、
多分初めて、自分のことについて言ってきたらしくて。
それに彼は、
「オレとお前の生活もあるから今までと同じくらいあいつにお金を入れてやるわけにはいかないけど、
しっかり子供たちを育ててくれてることと家を守ってくれてる事に関してはあいつには感謝してるから。
できる限りの事はしたいと思ってるって伝えたよ。」
と、言いました。
それでも結局、
自分達がどうであれ子供たちはあなたのことが好きなんだから。お金とは別のところで今はムリ。
と、奥さんは受け入れてくれなかったみたいだけど。
なんか、
あたしは奥さんを悪者にするのに必死だった。
口には出さなくても奥さんがそう思ってるってことは分かってたのに。
恐らくとてもプライドの高い彼女がホントの自分の気持ちを話してきたことを思うと、
彼女のことを認めようとしなかった自分が恥ずかしくなりました。
話し合いの最後、
「その人の、どこが好きなの？」と聞かれて、
「全部」と答えた彼の、
頭を思いっきり引っぱたいて奥さんは部屋に戻っていったらしくて、
それを聞いてあたしは、
もしかしたら奥さんは、不器用で伝わりにくいけど、今でもちゃんと彼のことを愛しているのかもしれない。
と思いました。