What's new
日本や世界で現在進行形の最新の軍事情報を選別して、誰にでもわかるような文章で解説します。ホットな事件や紛争の背景や、将来の展開を予測したり、その問題の重要性を指摘します。J-rcomでは、日本で最も熱い軍事情報の発信基地にしたいと頑張ります。(1999年11月)
2010.10.20
環境対策費を新設へ=思いやり予算、米に配慮―政府
カテゴリ民主党 連立政権出典 時事通信 10月20日 電子版
記事の概要
政府は、在日米軍駐留経費の日本側負担(思いやり予算)に「環境対策費」を新設して2011年度に予算化する方向で検討に入った。
新設を求める米側に配慮する必要があると判断した。政府は、米側と協議しながら、同予算の総額と合わせて、新設の是非を最終判断する方針だ。複数の政府筋が20日明らかにした。
在日米軍の施設費や基地従業員の労務費などに充てる思いやり予算(10年度で1881億円)は、根拠となる日米特別協定が来年3月で期限切れとなるため、日米両政府が年内の合意に向けて、新協定の協議を継続中。
米側は、新たな支出項目を設けることで予算額を増やす狙いから、環境対策費の新設を求めている。
これに対し、日本側は、厳しい財政事情から予算の削減を目指しており、内容で米側に配慮することで、理解を得たい考え。環境対策費として、米軍基地内住宅の省エネルギー化改修工事などに充てることを想定している。
仙谷由人官房長官は20日午前の記者会見で、思いやり予算に関し「安全保障環境の変化で重要性は増している」と指摘した。
政府は、在日米軍駐留経費の日本側負担(思いやり予算)に「環境対策費」を新設して2011年度に予算化する方向で検討に入った。
新設を求める米側に配慮する必要があると判断した。政府は、米側と協議しながら、同予算の総額と合わせて、新設の是非を最終判断する方針だ。複数の政府筋が20日明らかにした。
在日米軍の施設費や基地従業員の労務費などに充てる思いやり予算(10年度で1881億円)は、根拠となる日米特別協定が来年3月で期限切れとなるため、日米両政府が年内の合意に向けて、新協定の協議を継続中。
米側は、新たな支出項目を設けることで予算額を増やす狙いから、環境対策費の新設を求めている。
これに対し、日本側は、厳しい財政事情から予算の削減を目指しており、内容で米側に配慮することで、理解を得たい考え。環境対策費として、米軍基地内住宅の省エネルギー化改修工事などに充てることを想定している。
仙谷由人官房長官は20日午前の記者会見で、思いやり予算に関し「安全保障環境の変化で重要性は増している」と指摘した。
コメント
金丸信防衛長官(当時)が在日米軍に「思いやり予算」を初めて計上した時を憶えているが、米軍がそれは惨めな存在だった。
ベトナム戦争が終わり、米国内の不況と重なり、米軍は大幅な軍事予算カットで冬の時代を迎えていた。
米軍でありながら、英語(米語)が通じない米兵を岩国で目撃したことがある。南米からアメリカに違法移民して、米軍に入隊することで米国籍を得ようとする者たちである。
米兵の給料も自衛隊よりもはるかに安く、自衛隊は世界で一番の高給と呼ばれていた。
その時代の”思いやり予算”が、今まで続くとは金丸さんも想像していなかったと思う。
昨日、FMラジオのベイFMに電話で出演したので調べたが、昨年の米軍の軍事費は1兆4640億ドルで世界の軍事費の41パーセントを占めていた。第2位の中国は849億ドルで世界の軍事費の5,8パーセントであった。(ストックホルム国際平和研究所のデータ)
おそらく軍事費では、2位の中国から10位までの軍事費を足しても、アメリカの軍事費には及ばないと思う。
ちなみに日本の軍事費は、ロシアに次いで7位だった。
そのアメリカ軍に日本が”思いやり予算”を支給するという言葉が不適当となったようだ。
これからはエコの時代に合わせて、”思いやり予算”を在日米軍への”環境対策費”と呼び方を変えるというのだ。
日本にある米軍のゴルフ場の従業員の給料まで、日本の政府が支払う環境対策費ということになる。
もう少しは民主党が、アメリカや中国に対しても筋を通すかと期待したが、自民党並みの根性無しにガッカリした。
しかし朝鮮半島が中国の影響下に入れば、アメリカは日本を対中国の最前線基地(防波堤)として、徹底した基地化で対応すると思う。
日本にとって朝鮮半島が中国の支配下に入れば、日本の脇腹に短刀が突きつけられたことになるが、日本が中国の支配下に入れば、アメリカの胸元に短刀が突きつけられたことになるからだ。
金丸信防衛長官(当時)が在日米軍に「思いやり予算」を初めて計上した時を憶えているが、米軍がそれは惨めな存在だった。
ベトナム戦争が終わり、米国内の不況と重なり、米軍は大幅な軍事予算カットで冬の時代を迎えていた。
米軍でありながら、英語(米語)が通じない米兵を岩国で目撃したことがある。南米からアメリカに違法移民して、米軍に入隊することで米国籍を得ようとする者たちである。
米兵の給料も自衛隊よりもはるかに安く、自衛隊は世界で一番の高給と呼ばれていた。
その時代の”思いやり予算”が、今まで続くとは金丸さんも想像していなかったと思う。
昨日、FMラジオのベイFMに電話で出演したので調べたが、昨年の米軍の軍事費は1兆4640億ドルで世界の軍事費の41パーセントを占めていた。第2位の中国は849億ドルで世界の軍事費の5,8パーセントであった。(ストックホルム国際平和研究所のデータ)
おそらく軍事費では、2位の中国から10位までの軍事費を足しても、アメリカの軍事費には及ばないと思う。
ちなみに日本の軍事費は、ロシアに次いで7位だった。
そのアメリカ軍に日本が”思いやり予算”を支給するという言葉が不適当となったようだ。
これからはエコの時代に合わせて、”思いやり予算”を在日米軍への”環境対策費”と呼び方を変えるというのだ。
日本にある米軍のゴルフ場の従業員の給料まで、日本の政府が支払う環境対策費ということになる。
もう少しは民主党が、アメリカや中国に対しても筋を通すかと期待したが、自民党並みの根性無しにガッカリした。
しかし朝鮮半島が中国の影響下に入れば、アメリカは日本を対中国の最前線基地(防波堤)として、徹底した基地化で対応すると思う。
日本にとって朝鮮半島が中国の支配下に入れば、日本の脇腹に短刀が突きつけられたことになるが、日本が中国の支配下に入れば、アメリカの胸元に短刀が突きつけられたことになるからだ。