グーグル、27日付で中国の広告代理店と契約打ち切り

2010年 10月 19日 14:18 JST
 

 [上海 19日 ロイター] 米インターネット検索大手グーグル(GOOG.O: 株価, 企業情報, レポート)は19日、既に発表している中国広告代理店との契約打ち切りについて、10月27日付で実施されると明らかにした。

 同社は9月、中国国内の広告代理店7社との契約を打ち切る方針を示した。ただ、理由は明らかにしていない。

 グーグルの広報担当者はロイターに対して「書簡は9月27日に送付された。われわれは1カ月の予告期間を設けた」と述べ、10月27日に契約が終了することを確認した。

 グーグルが広告代理店と契約を打ち切ったことは、中国のネット検索大手、百度公司(BIDU.O: 株価, 企業情報, レポート)にはプラスになる、とアナリストは指摘する。

 クレディ・スイスが18日公表した試算によると、今回契約が打ち切られた広告代理店7社は、昨年のグーグルの収入に15億元(2億2600万ドル)貢献し、グーグルの中国国内の収入全体の約40%を占めた。

 Wallace Cheung氏は「グーグルにとり不利に、百度公司にとりプラスになる状況を予想している」と語った。

 
 
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果たして法人税をはじめとして、関税、為替相場など環境が改善したとしても、企業がどの程度国内にとどまるのだろうか。  ブログ