小泉、麻生両氏が和解「富士の会」発足
小泉純一郎元首相(66)ら、自民党内のキーマンたちが集まった新グループ「富士の会」が24日、発足した。この日、山梨県内で開いたゴルフコンペに出席した8議員が合意。麻生太郎元外相(67)や中川秀直元幹事長(64)らポスト福田の有力候補も含まれており、今後の政界の動向にも影響を与えそうだ。郵政造反組議員の復党をめぐり、長く溝があった小泉、麻生両氏も、この日のコンペと会の結成で“和解”した。
山中湖にほど近いゴルフ場で行われたコンペ後、報道陣に対応した呼び掛け人の衛藤征士郎衆院議員(67)によると、「富士の会」(会長・堀内光雄衆院議員)は富士山のふもとで開いた大会を記念し、「不死」も引っ掛けた。23日夜に話が盛り上がり、小泉氏が名付け親になった。
もともとはゴルフ議連のメンバーだが、今後の政局で鍵を握るポスト福田の麻生、中川両氏のほか、今も発言に影響力を持つ小泉氏を筆頭に、ベテランやキーマンが名を連ねる。
昨今永田町では、与野党入り乱れた新グループが花盛り。「富士の会」は「派閥や政策集団ではなく、ゴルフを楽しむ会」(衛藤氏)というが、それだけではすまない雰囲気が漂うのも事実。8人が署名した「連判状」も作成した。やはりポスト福田の与謝野馨前官房長官(69)の参加も予定されて、注目を集めそうだ。
会最初のイベントが、この日のゴルフ大会だった。麻生、小泉両氏の“和解”の意味が込められた。麻生氏は小泉内閣で外相などの要職を歴任したが、幹事長時代に郵政造反組の平沼赳夫元経済産業相(68)を復党させようとして小泉氏との関係悪化が指摘されていた。
麻生氏は早朝、ほかの参加者より早くゴルフ場を訪れて練習。注目の第1打はチョロ、ダブルボギーをたたく場面もあったが、スコアは88(44、44)で参加者12人中6位。憶測を呼ぶためか、小泉氏とは別組だった。首相時代封印したゴルフを、昨年9月再開した小泉氏は「だんだん調子良くなってきた」と言いながら前半(スコア52)でリタイア、温泉につかった。
小泉氏は帰り際、麻生氏のスコアを引き合いに「末広がり(八)で良かったんじゃないの」。麻生氏は「小泉さんと政治の話はしていない」と言いながら、周囲には「大会を企画してもらい感謝する」と話したという。
[2008年5月25日9時37分 紙面から]
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