ご挨拶
秋田大学大学院医学系研究科 消化器内科学・神経内科学講座(第一内科学講座)へようこそ
消化器内科学分野
神経内科学分野
大西 洋英 教授
秋田大学大学院医学系研究科 消化器内科学・神経内科学講座 (第一内科学講座)の大西洋英です。
当教室は、故増田久之先生を初代教授として開講し、私は平成19年9月より4代目の教授として当教室を担当しております。当教室は現在、消化器内科疾患、神経内科疾患の臨床、教育、研究を行っており、これまで多くの消化器内科医、神経内科医を育て広く県内の病院に医師を送り出して参りました。
現在、当教室における消化器内科の臨床では食道、胃、大腸の早期がんの内視鏡的粘膜下層剥離術を用いた治療を積極的に行っております。また肝臓がんの治療は経皮的ラジオ波焼灼療法と動脈塞栓療法を組み合わせて行っており、共に良好な治療成績を上げその技量は日本でもトップレベルであると自負しております。更に、我が国でも最近増加傾向に有りますクローン病、潰瘍性大腸炎などの難治性炎症性腸疾患に対しても、エビデンスに基づいた治療をおこないつつ、患者様の親睦会と協力しながらQOLの向上を目指した組織的な治療を行っております。
また神経内科の臨床におきましては、菅原講師を筆頭に活気に溢れる医師達が日常の診療にあたっています。神経内科の疾患はその症状が非常に多岐に富み、診断・治療ともに苦労する症例が多く存在します。当神経内科では県内外の病院にて診断・治療が困難な症例を受け入れ、最新の診断・治療技術を用いて多くの重症神経内科的疾患の治療を積極的に行っております。
現在医師不足が深刻化しております秋田県におきましては、県内唯一の医育機関である秋田大学医学部の使命は、患者様の立場に立った診療ができる優れた医師を一人でも多く育てつつ、県全体の地域医療の充実に全力を尽くすことであることは言を待ちません。現在私ども第一内科学講座は医局員一丸となって臨床に取り組みつつ、学生教育、医師教育にも尽力しております。また更に、大学のもう一つの役割である研究においても世界トップレベルの成果を挙げるため日夜努力しております。臨床・研究いずれにおいても、病に困っている患者様のために御役に立ちたいという志をもった先生方と一緒に当第一内科学講座を益々発展させたいと願っております。当教室は非常にオープンな明るい教室ですので、当教室に興味を持たれた方には一度御立ち寄り頂けることを御待ちしております。